The Art of Leaning 習得への情熱-チェスから武術へ-
この本のレビューになります。
一流といわれる人はすごい人。
漠然とそういう印象があります。
実際に一流はしていること、出来ること、実績もすごいから評価されていると思います。
そんな一流になる為には、一流の人たちは何を意識していたのか。
どんな本?面白い?
チェスという頭を使う世界で一流と言われる人が
武術でも一流を達成してしまった。
そんな人を調査。
さらに、修練が必要と言われる
料理人や勉強、外科医などの職業の一流の人の
生活習慣、日々の工夫などを調査し
考察した本になります。
面白い。
これを読めば、
自分の身近とは違う世界の価値観に触れられた気がして
意識やモチベーションが上がりました。
一流の人も最初から一流ではない。
頭ではそう思いたいですし、
実際そうなんでしょう。
でも、本にデータとしてまとめられていると
面白いですよね。
Take home messageは?
気になるのは実際何を意識していたのか。
ここだけでいいですね。この記事は。
どの一流の人にもあった特徴は、
①15分程度の努力の継続
②失敗したことのfeedback
この2点です。
①はどういうことかというと
ストレスにならない程度の短い、簡単な努力から始めて継続していったという事実です。
継続こそが力
継続できることが才能
とよく言いますが、
継続するために工夫をしているんですね。
これくらいならできるだろうな~という簡単で短い作業。
自分の能力が高くなっていけば、
間違いなく短い時間でも、
より質の高い努力ができるようになります。
更に、半年以上やっていたら
楽しくなり、
時間をかけたくなる可能性もあります。
最初は努力を長くしないことを意識したほうがいいでしょう。
なぜなら、最初はモチベーションが高いので
長く、難しいことをやれてしまうんですよね。
ただし、データによると
気張りすぎて、ガス欠を起こすことが多いそうです。
長く続けていき、自分の一部になってしまわないと
壁にぶつかった時に解消できないでしょう。
②について
自分の失敗したことについて
反省し、次に生かすためのフィードバックを横着にしないこと。
そうすれば
着実に成長できるということですね。
もちろんそうですよね。そんな効率のいいことはないよ。
理想論だよ。
と思ったんですけど、
理想を目指さずに理想に近づくことの方が無謀
と気づきました。
少しでも効率よく成長し、高みを目指すための工夫なんだなと思いました。
具体的には
・失敗した事実
・失敗した原因
・失敗した原因に対する推測
この3点を書き出すことです。
これが上手くできていたらいいんでしょうが、難しいですね。
実際にやってみた。
1か月間2つのことを意識して始めてみました。
①に関しては簡単です。
僕の場合は外科医なので、手術の修練ですね。
新しく始めることはモチベーションが高いので
続けられます。
時間を忘れて長く、練習してしまうことがあるので
いつかガス欠してしまうんだろうなー。
と、思って続けています。
②に関してはエクセルで表を作って
実際に書き出しています。
正直、うまくいっていません。
頭で反省して、次に生かそうと思うんですが。
いつも、事実と原因だけで終わって
推測というのが、曖昧になっています。
これも続けていけば、崇高されていくんでしょうか。
もう一度読み直してみたいと思います。
まとめ
一流と呼ばれたい。思われたい。思いたい。
自己の矜持をもって、日々生きていたい。
自己承認欲求の極致ですね。
今日も頑張ります。以上です。2021/04/28